白糸刺しゅう

オンライン刺しゅう動画講座:レティチェロ

パントン久美子

今月、新しい講座をリリースしました。イタリアのレティチェロの基本的なステッチを学ぶ「はじめてのレティチェロ刺しゅう講座」です。

去年からイタリア人の先生に週1でレティチェロを習っており、修了証もいただけたので、先生から教えてもらったことを忘れないうちに講座にしました。図案はイタリアの格式高い「美」を意識しつつ、イタリア刺しゅうで頻出のステッチを盛り込み、レティチェロの部分も基本的なステッチを学べるようにデザインをしました。

こちらの講座では、巾着を作ります。少し大きめなので日常生活にも普通に使えるし、プレゼントにしてもいいかも!

インスタでもこちらの画像を投稿したら1000人以上の方にイイネ!を押していただきました。私もすごく気に入っている作品です!

上の画像ではエクル色の布を使っていますが、白でもかわいいですよ〜。私は2色作ってみました。白の方は裏地をつけたのでミシンでお仕立て。エクルの方は手縫いなので裏地はつけていません。講座では、裏地なしのタイプを手縫いで仕上げます。

パントン久美子
パントン久美子

気に入った図案は量産したくなってしまいます!

レティチェロって、面白い刺し方をする箇所がいくつかあります。例えば、ヘデボだったら絶対先丸のクロスステッチ針で刺すところを、先の尖った刺しゅう針で刺したり、枠を外して刺す場所があったり。イタリア人の先生に直接指導を受けなければ絶対に知ることはなかったことがたくさん。

ちなみに、私のイタリア人の先生は、ジュリアナさんというイタリアではとても有名なレティチェロの先生のお弟子さんです。ジュリアナさんは4年前にご病気で他界されているので、彼女のスピリットを受け継ぐお弟子さん的な方です。

他にも、フォーサイドステッチも場所によって針運びが変わったりするのですが、細かいことをぜんぶ動画講座に落とし込みました〜!

習ったステッチもしばらく刺さないと忘れてしまうので、この動画は自分でも見直すと思います😅

レティチェロを刺してみたかったけど機会がなかった方に受講していただきたいです!

自画自賛だけど、5つ目の講座になるので、動画の撮り方や編集も上達していて、完成度の高い動画講座に仕上がっています。

補足の資料ももちろん付いています!20ページ以上に渡る補足資料には、たくさんの画像、ステッチや針を入れる場所の拡大画像なども入れました。

レティチェロの良いところは、材料が少なくて済むところ。

費用な材料は以下のとおりです

38カウントの布(30cm×58cm)

アブローダー25番(色は布に合わせます。BlancかB5200かEcru)

パールコットン8番

巾着用のリボン(3mm幅のリボン70cmを2本)

布は38カウントを使うのが一般的なのですが、細かすぎてしまう方はツバイガルトのエジンバラあたりで練習するのも良いと思います。

目の細かい布で刺した方が仕上がりはきれいなのですが、よく見えなくてきれいに刺せなかったら意味がないので、自信がない方は目の粗めの布で刺して、どんなステッチなのか、どこに針をいれるのかをわかった上で目の細かい布で刺すことをおすすめします

私は一番初めに40カウントの布で刺したのですが、細かすぎて大変でしたので、38カウントより細かい布は使わない方がいいかも。

亀島商店さんで、リーノ(グラツィアーの38カウント)のちょうど良さげなサイズの切り出しの布が売っていました。青字の部分をクリックすると亀島商店さんの該当ページに飛びます。

この講座用に日本未入荷のSotema社の布で作ったキットを作ったのですが、2日で完売してしまいました。Sotemaはイタリアの生地メーカーなのですが、色がすごくきれいで、刺しやすいんです。機会があればまた日本でSotemaの生地を販売したいと思っています!販売するときはブログやインスタでお知らせしますね♪

レティチェロ講座にご興味のある方は、ぜひ動画講座の詳細をご覧くださいね!

サンブル動画もご覧いただけます
ABOUT ME
パントン久美子
パントン久美子
デンマーク在住 白糸刺繍家
2009年スカルス手工芸学校に留学しヘデボを学ぶ。2012年〜2017年まではパリ在住。ルサージュやフランスの白糸刺繍教室で刺繍を学ぶ。現在はコペンハーゲン在住。
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