白糸刺しゅう

オンライン刺しゅう動画講座:プルスレッド刺しゅう講座

パントン久美子

日本ではアジュール刺しゅうという呼び方の方が知られているかもしれませんが、アジュール刺しゅうとプルスレッド刺しゅう(長いので以下「プルスレ」)は同義です。

プルスレとはPulled threadで「糸を引く」という意味になります。糸を引きながら透かし模様を作っていく刺しゅうです。白糸刺しゅうは光と相性が良いのですが、プルスレは特に光に透かしてみるときれいです!

日本ではアジュール刺しゅうという本が出ているからか、アジュールと言われることが多いですよね。この刺しゅうは、フランスやベルギーなどフランス語圏より、スカンジナビアの方でよく使われたテクニックだったので、海外ではプルスレ刺しゅうやカウントワークというワードの方が広く採用されているように感じます。

この刺しゅうはおもしろくて、布の織り糸をぎゅーっと引っ張って穴を開けながら模様を作っていきます。糸を抜いたり、布を切っていないのに穴があいているのがすごいところ。

布を切らずに透かし模様を作るので、目の粗い布を使います。糸が太いと透かし模様が作れないので、細めの糸を使うときれいです!

たまにレースとカテゴライズされる時もありますが、刺しゅうの一種です。プルスレ刺しゅうは、幾何学模様的にマス目を区切って、中をいろんなステッチで埋めていくことが多いです。

パントン久美子
パントン久美子

レースじゃなくて、し・しゅ・う!!!(心の声)

このプルスレ講座でも、フォーサイドステッチでマス目を区切ってその中にステッチを入れていきます。

15種類のステッチが入っていますので、こちらの講座の受講終了後にはご自身でオリジナルのパターンを作ることもできますよ♪パターンの組み合わせは無限なので、形やサイズを変えて、オリジナルの作品を作ってみてほしいなと思います。

お仕立てですが、プチプチしたようなかわいい縁取りを作りながら仕立てていきます。プルスレはみっちりステッチが入っていたほうがかわいいので、縁ギリギリまでステッチを入れました。端っこにタッセルをつけてもかわいいです!

プルスレは糸を引っ張りながら刺すので、1針ずつ刺さずにすくうように針を入れて刺すんですね。なので、図案を見てもチンプンカンプン!ということが多いのですが、動画で見るとすごく理解しやすいです。いろんな刺しゅうの中でも、プルスレが一番動画で学ぶ意味があるように思います。

講座では大判のクロスを作りますので、バスケットなどの目隠しとしてお使いいただくと良いと思います。夏の時期は、中身が見えないようにカゴバッグの上にかけたりしても、涼しげで素敵だと思います♡

クロスの中にみっちりとステッチが入っているのですが、織り糸を抜かないでステッチができるので下準備などに時間がかからず、意外と早く完成しましたというお声が多いです。

そして、同じステッチを繰り返すので無心になれるというのもグッドポイント!時空を超えたのかと思うくらい、集中して刺せてしまうステッチです😆

動画講座のサンプル動画も見れます!

講座の動画講座の受講期限は1年間ですが、ご事情により1年間で作品が完成しない場合は、無料で延長もできます。期限を守るより、楽しく刺しゅうを刺してほしいので、受講期限にはユルめです。お仕事やご家庭の事情でお忙しい方も、安心して受講いただけます!

講座の詳細ページから講座へお申し込みいただけますので、プルスレを刺してみたい!と思ってくださった方は講座の詳細をご覧くださいね!

無料の動画講座もありますので、白糸刺しゅうが初めての方は無料のヘムステッチ講座から受講することをお勧めします。3回に渡り、メールで講座をお届けします 刺しゅうにまつわる小話なども一緒にお届けしますので、刺しゅうに興味のある方には楽しんでいただける内容になっております。

ABOUT ME
パントン久美子
パントン久美子
デンマーク在住 白糸刺繍家
2009年スカルス手工芸学校に留学しヘデボを学ぶ。2012年〜2017年まではパリ在住。ルサージュやフランスの白糸刺繍教室で刺繍を学ぶ。2024年7月文化出版局より「whitework ヨーロッパの白糸刺繍技法より」を出版。現在はコペンハーゲン在住。
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